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◆ 6月の動き | 2005/07/06 (Wed) |
東京大学から物創りを学生に教える講座を開きたいと相談を受けた。当社の超純水装置の製造方法を学び物創りの意識を高める計画である。6月22日に東京大学を訪問して担当教授と意見交換を行った。依頼の趣旨に沿い協力出来る形で検討している。大学の参加で少しでも企業の姿を体験する事も大切な経験になれば幸いだ。新たな視点の情報の交換も欠かせないので、有益な効果を期待したい。講座内容は、大型中空糸膜フィルターと逆浸透膜、EDIに至る装置の基礎技術を考へている。技術は問題なく教えることは出来るが予算をどう工面するかが問題になる。 今月、超純水製造装置の見積り依頼が4件程来ている。3件は従来購入していただいた半導体の会社2社と製薬会社から。製薬会社の装置の規模は時間2トン弱。超純水装置としては規模が大きい。本体価格を特別に考慮して800万円を提示した。市価では約2000万円はするので、喜んでもらえると思う。数年前に信用に乏しい当社から超純水装置を購入して戴いた英断に応えたる価格である。 現在当社は部品の在庫を大幅に増やしている。大量購入で大幅にコストを下げる効果があってタイミングとしては注文側に有利である。中国の影響で素材を大量購入しないと買えない。部品の価格も日毎に上昇して見積もりが立て難い。数年分は購入しているので、大幅にコストを抑えた製品が提案できる。私は中国や韓国と技術を含めて人的な交流を進めているが、直接、困った問題は起きてはいないが、日本との関係が悪いので心労は尽きない。私達のビジネスは海外と仕事をしているので、友好関係が進むと安心感がある。中国や韓国は歴史問題、靖国問題、漁業問題、エネルギー等、意見の相違は複雑だが、本音は経済問題が底辺にあると思う。日本の中国に対するODAの予算が減額されだしたので、ギクシャクしだしたと思う。金配りの外交は止める時が難しい。中国は日本に対して外交面でも強気で、うんざりしてしまう。中国の態度から国連の常任理事国入りも難しい。支持獲得の為にODAを増やす金権活動は止めるべきで、常任理事国の一員でないと国際問題から蚊帳の外になって、国益が損なわれると言う人が居ても断念すべきだ。現状では日本は常任理事国にはなれない。中国やロシアに国際貢献をお願いするのが得策で、日本は全ての力を国内再建に注ぐ事が先決だ。中国にアジアの代表の座を与える政策を進めると中国が成長して、大人の国になれば全てが収まる。韓国の政権は日本を毛嫌いしているが、残念な事です。中国と日本は経済面で世界にとって大切な国で良好な関係に進むべきだと希望します。 私が扱う井戸水の浄水器は順調に販売量が伸びていますが、購買層が二極に分かれてきました。価格も購買動機に大きな要素なので30万〜50万円ほどの価格で提供できる小型中空糸膜装置を開発しています。販売関係では埼玉の自動車販売店と八千代に納入しました。共に臭気が凄くて客先の方が上手く浄化出来るか疑っていましたが、納入した当社の装置を見て客は驚いていました。使用して見て価値が分るので、中空糸膜のマーケットは大きくなると思います。私達は膜プロジェクトを立ち上げ水のビジネスに興味を持つ人達を選んでネットワークをつくる計画です。日本全体に代理店網が出来れば楽しいので計画を進めています。膜の技術は半導体や一部の高度処理の分野に限られていますが、今後は大きく市場が広がると思います。色々な会社も参入するでしょうし、価格も全体的に下がると思います。私達は共同仕入れのシステムを考えています。又、膜の定期的な洗浄も自社で行いメンテナンス費用を安く抑える工夫も考へています。7月は下妻のホテル、竜ヶ埼、つくば市の歯医者さん、山梨県のお医者さんの家、長野、等話が来ています。NHKで膜の浄水法が報道されて依頼、連日問い合わせが増えてきました。今後は家庭用も宣伝費を掛けて販売を増やす予定です。 |