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◆ 8月の営業概要2005/08/21 (Sun)

 香川県の設備業者が当社に来られた。県内が水不足で深刻な話の説明を受けた。当社の膜浄水器を扱いたいらしい。各地で井戸を掘っているが、井戸掘りのコストも高騰して10倍もしているらしい。最近当社の膜浄水器が評判を呼んで連日問い合わせがある。不景気なおり、嬉しい悲鳴だが、本当に困った人を優先して販売している。売値も高いか安いか分らないが大型膜技術を採用した浄水器を販売しているのは日本では当社だけである。大手企業でも数社膜を販売しているが、直接消費者は買えない。数年前なら500万円以上で販売されていた浄水装置よりも優れた性能を持っているので考へれば安いと思う。私共は家庭用の浄水器を販売するに当たって心がけている点は極力安く、メンテコストを抑えた工夫を凝らしている。超純水製造装置も販売しているが、我々のコストは中国と同等である。常に外国を意識しているので、誰にも負けない。宣伝費も営業活動も削減してインターネットのみで世界中に販売している。限られた要員で仕事をこなすので、販売先は慎重に選んでいる。機械物を売る商売で、最も難しい井戸水の浄化の仕事をこなすので、売る方も買う方も慎重であるべきだと思っている。
 
 全国から問い合はせがあるが、最近は福岡周辺と岐阜、大阪、水不足の香川、千葉は習志野の病院、木更津の別荘、鴨川から話がある。病院は日糧150トンの規模だ。病院の体質は古いので余りやりたくないが、会うだけ会って話しを聞く。少し前に地元の病院から仕事の依頼があった。相手から当社に頼んで来て理事会に稟議をかけると地元の銀行出身の理事が地元の銀行と取引がないとの理由で直前にキャンセルしてきた。理屈も振舞いも失礼千万だが、大きな会社や病院の横暴さには慣れているので、今度は同じ轍は踏まない交渉をする。地元に近い下妻のホテル、つくば市内の一軒家、茨城県一の養豚牧場、香川から2台ほど注文がある。秋からは超純水装置の注文が2機、1台は時間2トンの超純水装置でオルガノさんも断った案件で水野が慎重に受注するか否かを検討している。外国向けはインドネシアと台湾から話がある。世間は、国会が解散し日本中大騒ぎだが、我々も目茶目茶に忙しい。小泉氏の弱い者虐めが目立つが、反対派は、無所属で出馬して当選すると、また、復党を考えて弱腰過ぎて中途半端。戦い方、考え方が甘過ぎる。賛成派も小泉氏の人気に頼り、小泉氏に好き放題操られている。国民の代表より小泉氏の僕で、ヘコヘコする態度は軽蔑に値する。私は政治には関心がある方だが、呆れて物が言えない。人の上に立つ人で弱い輩は嫌いである。対抗する民主党も弱すぎて戦略がない。今回の選挙で反対派は小泉氏に潰されるが、小泉政治の露骨さとエゴが自分本位で国民に悪く影響が深い。結末は惨めになるだろう。小泉氏の強気が一時的に勝っても、すでに彼の命運は尽きている。党内の争いに勝てるが、彼の構造改革では、日本の諸問題は解決できない。彼の性格は、北朝鮮の危険な感覚と同類だ。私は微塵も好きにはなれない。マスコミも強き者に付く、面白く報道するが、選挙は案外低調に終わるし、空虚感だけが日本国中に残る。空虚な心は大きな痛手を受けると思う。

 今月、8月24日からつくば新線が開通する。投機の影響か、つくばの不動産価格が上昇している。事務所と組立工場を拡張したいが、物件が少ない。賃貸価格がバブル期なみだ。数年後には沈没する。電車が来ても田舎は田舎である。人間には知恵より欲望が強いので、つくばも強い者が勝つ社会になっているが此の侭だと勝者も苦戦する。景気の回復はまだまだ弱いのか、経費削減の為に、井戸水を使いたい人が増えている。ホームクリーンの浄水器の販売量は、ここ数ヶ月バブル期を上回る勢いで売れている。秋口には、最新型の水の自販機の販売も始まるので、綿密な作戦を考慮中である。