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◆ 創造的ものつくり | 2006/04/24 (Mon) |
@今週、韓国から自販機の部品が届いた。Aインドネシア向けの小型で家全体の水を浄化する製品も完成した。この膜の浄水機は儲けを度外視して、開発した。ポンプメーカーからの依頼で決断したが、量が売れると、国内での販売価格が大幅に安くなるので、話に乗った。圧力タンクで逆先し、10分間隔でも、30分間隔でも、任意で洗浄頻度を設定できる。デザインが良ければ面白い製品になる。雨水の利用も、河川の水も利用でき、離島でも簡単に使える。緊急時にも役立つだろう。圧力タンクの供給さえ受ければ当社も助かるので、提携を受け入れた。構成は長さ50cm×直径9cmのMF膜+20インチスリムの活性炭フィルター。外形サイズは、高さ90cm×幅40cm×奥行き28cmの超小型で、標準の水質であれば、時間1トン処理できる。小型で大量処理が可能だ。6月には現地でテストを始める予定である。ステンレスのケースを省くともう少し小さくなるので、より小型を考えている。 自販機の試作が完成した。動作確認も済み、より改良して製作に入る。新しい機能として、酸素を充填出来る機能を搭載する。一つの商品を開発するには、時間とコストがかかるが、忍耐と、高い目標、強い意思が必要になる。私は忍耐力と好奇心、あくなき追求意欲は健在だ。超純水装置から雨水の浄化まで、私のビジネスプランが揃ってきた。今年は勝負の年にしたい。自販機に取り付ける酸素発生器のテストをつくばの事務所と新浦安の事務所で始めた。予想以上の効果が体感できた。当初は私の健康に効果を期待して始めたが、調べてみると酸素水や新鮮な酸素に興味を持つ人が意外に多い。スポーツ選手の疲労回復に効果があると効いていたが、疲労の原因である乳酸の分解に有効らしい。細胞に酸素が、浸透すると、新陳代謝を高まるのだろう。少し浅学の知識で始めたが、肌に張りが出て、美容効果も期待ができそうだ。東京の酸素バーの状況を調べてみたが、意外に、高級エステには導入されている。水と酸素を混合した水エステは予約がとれないらしい。私は体に障害があって、効果があるか否かは、すぐに体感出来る。透析患者は体内の解毒作用と治癒力が弱い。糖尿病で血糖値が高いと体内の隅ずみ迄の毛細血官に酸素を運ぶ力が弱くなる。新鮮な酸素を吸引すると効果があると思う。女性には美容に、年寄りには健康維持に効果があれば、新しいビジネスになる。私は目にも障害があるので、その方面も期待している。透析患者は体重の増加が命とり。体重増を抑える為に、水分がとれない。適当な運動も必要になるが、運動すると酸欠で血液がドロドロになる。酸素がないと、血液が体内に送り込めない。酸素を吸引しての体験だが、喉の詰まりが楽になった。透析治療後は水分を体から抜くので喉が枯れたり、詰まったりする。私も喉が詰まり、呼吸が困難になるので、何時も、次は癌かと思って耳鼻咽喉科で、観てもらったが、鼻からカメラを入れられて呼吸が苦しいので、治療をやめた。不思議な事に、酸素を吸引してから、気が付くと呼吸が楽になった。疲労回復にも効果がある。20日に透析治療を受けて歩いてみたが、軽く1万3000歩を歩けた。透析治療は体重の増えを削るように、水分を抜きとるので、4時間程で増加分の体重を絞るのでマラソンを走るより、疲労度が高いと言われる。その為、患者は心臓を悪くする。心臓の悪い人には朗報な機械だと思う。個人の体験での話なので全ての人に有効とは言えないが、私は投資をして良かったと思う。私の開発の原点は常に、私の健康維持から出発している。忙しくても仕事は苦にならない。お金儲けで働くのも楽しい事だが、病気持ちの老人にはお金は大して必要ではない。今後も水と酸素のビジネスを趣味がてらに進めて行きたい。必ず、成功すると確信している。賛同者が増えればそれも有り難いと思って普及に努めたい。 医療法人葵会の紹介で、栃木のゴルフ場を訪問した。現地に出かけて調査をしたが、バブル期に作られたゴルフ場で、設備が大き過ぎる。配管の大きさも現状に合わない。効率が悪過ぎる。詳細な配管図面があれば、コストを下げる解決策が考えられるが、一応、分かる範囲で、合理的な案を口頭で責任者に伝えた。食の安全が問題になり、飲料水も、保健所の管理が厳しくなっている。私達は、営業活動はしないが、顧客が、事務所に来られて相談されると返礼で、我々も現地に出かけて調査しアドバイスを行っている。 地元、茨城、千葉で12箇所のスーパーを営む、会社の責任者が見えられて、井戸水の相談に来られた。ここも保健所から指摘があって26項目の水質基準を守るように指摘を受けた。経営環境が厳しい業界で多額の投資は避けたい。安全、安心はコストが掛かる時代になった。井戸水を低価格で飲料水並にするには、簡単ではないが、途中の配管を分岐して、当社の考える最低価格の装置をつけて、基準をクリアーするか、否かの確認テストを提案した。 当社の価格は安いとも高いとも言えないが、最高水準の膜技術を使用するので、同業社には負けないと思う。他社の砂濾過装置とはコンセプトが異なるので、価格の比較は難しい。私達は装置の開発と受注製造をメインとして、生きているので、価格も負けないが、それより、他人が成し得ない工夫を施す努力をしている。現状は、世界的に部品価格は高くなっている。私の会社は少数精鋭で働いているので、人件費は安いので、生き残っているが、規模の大きな会社は競争が激しくなって利幅が薄く厳しい。中国の発展で、経済が好調に見えるが、反面、競争が進み、企業の淘汰も進んでいる。政府はしきりと経済が回復したと声高に叫んでいるが、倒産企業の数も大幅に増えて、日本の実態経済は、衰弱している。アメリカは粉飾の国である。ドルを印刷するだけで、世界中から富と資源が流れ込む。中国も日本もアメリカに物を輸出して生きているが、ドルが大量に貯まっても自由に使えない。アメリカは大幅な貿易赤字で、常識ならドルが安くなるか暴落するが、日本と中国が、裏からドルを買い支えている。暴落を防ぐためだ。暴落すれば稼いだドルが目減りして、世界経済が大混乱に陥る。中国や日本が、大量にドルを保有しても売れない。アメリカから買う商品が少ないし、ドルも売れない生き地獄である。私の体感では勝ち組も、既にバブルが弾け始めたと思う。株に資金が集中しているが、息切れ間がする。本当に金持が増えていれば、株で儲ける事は考えない。国の財政と地方財政は破綻状態である。消費者金融のアイフルが業務停止の処分を受けた。私もこの世界を少し知っている。新宿区と中野区の境界線に大手並みの消費者金融の会社オーナー宅がある。私の昔の代理店の会社が建てた。多分、東京で最大級の地下シェルターが備わっていて、派手さはないが、豪邸である。このオーナーは水と健康に関心が深く2度ほど自宅に呼ばれた。3度目は温泉つきの那須のゴルフ場に招待された。消費者金融から借りている人口は2000万人を越え、貸し出し金額も11兆円から16兆円を越えると言う。16兆円の巨額の規模は東欧諸国の国家財政に等しい。この借金の現状で、経済が好調と嘘吹く為政者は天井人の人達でまともな人種ではない。昔のバブルの頃は全てが浮かれていたが、今回のバブルは格差が目立つだけで、危機感が薄い。儲かる企業は益々儲かり、淘汰される企業は益々悪くなる。一見優れた経営者が儲ける、駄目な経営者は破綻する構図になって、優劣が目立っているが、深刻に底が深い。格差の結果、勝ち組は少数、負け組みは多くなるが、勝ち組が目立ち、景気が良く見える。庶民の生活は逆に益々悪くなり、勝ち組の企業も、庶民生活が崩壊すると、近い将来、全てが崩壊する。私はこの時代を乗り越える為に、色々な方策を考えている。開発も欠かせないが、国際化でコスト競争は厳しくなっている。安い労働力を使い、生産した商品を販売して莫大な利益をあげる勝ち組。中小企業で働く労働者は、景気上向きになっても勝ち組にはなれない。日本の再生は優れた技術を生む以外にないが、生活の中で、ものつくりの機会も減っている。アメリカ型の経済が、日本に導入されて、株を中心とした成金主義は日本には馴染めない。時価総額で、価値が決まる金融社会になっているが、我々のような零細企業も自己主張する会社として努力を重ねる時代になったと思う。 |