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◆ 新しいブログをみてほしい2014/09/12 (Fri)

 有機アミノ酸酵素液、プラントパワー2003の大得意様から注文書のFAXを頂いた。その文末に、「杭に座って電話をまっているだけでは、注文はふえません」と書かれていた。私が、積極的に販売に力を入れないので「頑張って売れ」とのお叱りだと思う。プラントパワーは、オランダで開発され日本では当社のみが扱かっている。昔販売を任せた担当者が辞めてからは、細々と販売している。良さの分かる方に使って頂ければと思っている。この液肥は量がまとまらないと買えないので、買う方が集まれば、購入交渉する。

 カナダのサスカツーンまで出かけた、思い入れの強い商材だ。今は、中国が製造権を買い、ヨーロッパではつくられてはいない。メ−カーからは、中国から買って欲しいと言われたが、中国が製造権を買う前から取引していたので、一定の量だけ、当社にのみ、つくってくれている。現状では、暗黙の了解で、これ以上の増産などは、何ともし難い商品でもある。この何でもネットで買える時代に、ここにしかない“レア”な商品もあることを伝えたい。成分は、銅、亜鉛、マグネシウムの微量金属で構成され、残りは12種類のアミノ酸だ。貴重な有機液肥なので、最大限活かしてもらえれば嬉しい。

 私が直接扱う商品に、超純水のセルもある。一般の人は講習を受けないと直接買うことは出来ない。当社のホームページにある浄水器を見てもらっても、他社では見られない装置ばかりだ。ここにしかないという商品を仕入れるためには、惜しみなく投資を続けて来た成果だと思う。

 8月31日の日曜日、「まつりつくば」に出掛けた。退院してからは、歩けなかったが、30万人以上が集う大混雑の中を歩き、当日は楽しむことが出来た。つくば市は、地方の中では珍しく人口が増加していて、JAXAがあることから、ロケットを運搬する目的で道幅も広い。それでも、朝夕は車のラッシュが起きる。茨城県は、好感度調査で“47位”と最下位で嫌われているが、つくばは人が集まる心地いい街だと思う。大病院も多く、医療の安心も利点で、おかげで大手術の後、回復に向かっている。

 近い将来、営業日誌は、書けなくなると思う。そこで、社員参加型の動画と写真、短いコメントでブログをつくって、情報発信して行くことにした。既に次々と更新しているので、是非、一度見て欲しい。

 カナダから、廃水を再利用したいと問い合わせがあって、つくばまで来ることになった。この会社は、燃焼式のトイレを販売していて、ホームページを見ると、私が前から興味を抱いていた分野だった。私は、水の浄化が出来て、ソーラー技術もある。コンテナもあって、焼却トイレがあれば過疎の地でも住める。水野に、トラックの中にお風呂をつくって欲しいと指示したのも、この流れが背景にある。

 “アベノミクス”も疲れ気味で、国民はこの結末を既に知っている。経団連の会長ですら、このままでは日本が潰れるので、献金で政治を買うとほざく国で、安倍さんと心中するらしい。やはり将来は自給自足かなと思っていた中、水で流さないトイレをつくる会社は興味深い。今、元気なのは安倍さんと取り巻きの株主のみ、次は女性の活用と地方の再生と来た。
 
 今回、非常時に地下水が飲める装置を台東区に納めたが、防災用としては、世界最大級の装置だと思う。一号機は隅田公園に納め、26000人分が飲める規模だ。今回は一号機と同等以上で、コストは50%減に下がった。物が売れなくなって、政府は成長を金で買っているが、意欲は認めるが、現状は成長どころか縮小し続けて、貧困社会に突入している。ITの普及で、iPad1つで仕事が出来る社会だ。2%の消費税が加わった時、耐えられるのかと思うが、策はあると思う。

 10年前に、地下水を利用した水道システムを根本から見直す「ウォーターステーション構想」を財団経由で厚生省に提案した。少子高齢化で、人口が急激に減っていくのに、ダムから放流した水を浄水場で生物処理し、各家庭までの長い配管を通して水を届けるシステムを維持するには、膨大な資金が必要になる。最近、横浜で水道管破裂の事故が起きたばかりだ。過疎化する地方や、老人が増える東京の町には地下水を利用したシステムに切り替える試みをすべき時期に来ていると思う。この考え方から、水の自販機を開発し、濾過技術も、砂ろ過から膜技術に変えた。世界中で豪雨が発生し、大規模な自然災害に襲われる今、人心も不安で殺伐としている。街では盲目の少女を足蹴にし、自分の子供、親すら殺してしまう。
 
 今も、日本では失業者が300万人もいるのに、“人手不足”だと言う。安い給与で働く人が不足しているだけで、働きたいと思える付加価値の高い仕事場を増やさないと、人手不足は永遠に解消しない。名の知れた代々木ゼミナールが、大規模縮小と騒がれたが、子供が減っている今、淘汰は当然だと思う。この次は大学が縮小、淘汰は連動して、いずれ自動車メーカーにも及ぶと思う。韓国の巨大企業、サムスンも危ないと聞く。働く人が余る時代の方が怖い。

 以前、東大の教授から、学生の証明書発行機の筺体開発を依頼されて、全国の大学に100台ほど納入した。防災時に使う濾過装置も、規模が大きく育ちだした。輻射パネルを使う冷暖房の世界にも手が届いた。今年の夏は猛暑で辛かったが、すぐに冬が来そうだ。輻射暖房で乗り切れると思うが、気候変動で、四季のない日本になっていくようだ。

 これからは、円安でも円高でも、生き残れる業種にならないと、若者が夢を持てない。グローバル化に少し距離をとりつつ、広い視野で世界とつながる、その一つに“水ビジネス”がある。アメリカは経済が崩壊したとしても、新しく再生する。日本はバブルが弾けた時も、変化は起きなかったし、東日本大震災の時も、変化を期待したが、変わらなかった。

 インドに3兆5000億もの資金を投入することが決まった。対、中国向けの用心棒としての資金だろう。バングラディッシュにも、6500億円出して、非常任理事国の座を買った形だ。バングラディッシュに立候補させて、陰で支えた方が良かったと思う。外交に深みがないし、国内はまともな人間なら勤められない“ブラック企業”の風土が蔓延しだした。追従したくないので、自分達で商材を生み出す以外は、道はない。

 輻射パネルも、売れるかと聞かれると疑問だし、ウォーターステーション構想が実るのかと聞かれても、即答できないが、今回完成した台東区の装置を見てもらえれば、私たちの本気度は伝わると思う。地下水も使えて、太陽光発電も使える。廃水の再利用も出来る。もっと貧乏になると、培った技術がとてつもない重みをもつ。今は、販売は伸びないが、私達は次々に開発し続けたい。この様子はまめに更新するので、ブログの方を見て欲しいと思う。トップページの営業日誌の個所の真上にあります。よろしく。

筆:川手恒義