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◆ ビック・サイト・レポート | 2007/02/27 (Tue) |
つくばの大津建設さんから借りていた作業場にマンションが建つ事になった。急遽移転する事になり、移転場所が何度も変った。自薦他薦と候補地が出来た。最初は、万博駅、竹園地区、下妻のホテルの敷地、梅園、大穂地区、土浦、その他3所選定の箇所があった。急ぐので、造成工事をして、自前の土地に建てる事にした。希望は300坪ぐらいの広さが欲しかったが120坪、周辺の土地を駐車場として借れるので、自前の土地に決めた。移転作業を始めてみて膨大な量の在庫があるが、全て現金で購入したと思うと、私は実にお金持ちだと思った。つくばに来て一から始めたが、5年ほどで数千万円の在庫があるので、大津さんのお陰で成長出来た事を感謝している。自前の土地を選択したのは、将来経営が苦しくなっても自前の土地に拠点があれば何とか生き残れるし、若い人達と私を信じて付いて来ている人達に、最低限の安心感を与えられる。不動産があるので、建てたくなかったが、やむなく決断した。本来は、建てるより物に投資をする方が断然儲かるが、大型の案件が来る可能性があるので踏み切った。 移転を期にNPO法人の仕事も動かしたいと思っている。水野は充分社長として力が付いてきたし、私は次の商材の育成を進めたいと思って準備をしている。キトサンの入浴剤・酸素発生器・ミネラルソルト・有機アミノ酸酵素水など当面はNPOの商材を育てる予定でいる。私の役割は営業と、二軍の監督の立場である。泥も被るし、60歳を越えると失うものがないので、後進の指導と市場開拓に新しい挑戦をする。 二週間前の雨の夜、側溝に落ちて倒れた。膝と胸を強打し、階段を上がる際激痛で、苦労し、駄目かと思っていたが、歩行訓練を重ねて痛みがとれだした。まだ、頑張れば働けそうなので、無理をせずに、今年は大きく飛躍させたいと思っている。 2月25日、福島から予約なしで、来客があった。聞くと私の営業日誌を読み、仕事がしたいと相談に来られた。長年、堅い仕事をしてリストラされたのだ。奥さんは外見上柔軟に見えたが、真面目な男性ほど、働く場が少ない。私の仕事で営業をし、仲介料が欲しいと言う。資金を尋ねると無いと言うが、仲介料の仕事を望む人は多いが、ネット時代で売れない。私の膜浄水機は日本では独占状態で、売れる商品だが、売れるまでには数千万円は捨てている。つくばでも有力な会社が売る努力をしたが、簡単には売れない。当社は優れた技術と自負しているが、他人から見れば市場性に乏しいのだ。私に言い寄って来られる人に共通するのは、上手く行かないように生きていると思う。今風の再チャレンジの人達に欠けているのは生き方に迫力がない。日本は厳しい社会になって来たと言うが、まだまだ甘い。私は、自分の商品を売って儲けて欲しいが、まず、自分で買えない人は売れないと思う。仲介者が簡単に私共の商品を売る力があるとは思えない。しかし、福島から遠路来られたので、新しく販売を始めるキトサンの入浴剤の販売を奨めた。 小型のエコキュート向けの膜浄水装置、酸素発生器、キトサンの入浴剤も60本仕入れてサンプル販売を始めるが、既に40本は予約済みである。評判が良ければ100本、今年中に2000本は仕入れてOEM商品にする。キトサンの入浴剤はお風呂に1瓶を入れて、入浴すると汚れが吸着し、毛穴まで洗える商材らしい。キトサンの微粒子加工が気に入った技術だ。ここ数年マイクロバブルの開発を待っていたが、価格が問題である。大阪まで見にでかけて購入交渉したが、売りにくい。排水処理や風呂に使うにはマイクロバブルは高すぎる。風呂に使うと毛穴迄洗えると言われるが、私はキトサンのマイクロバブルから始めて見る。手軽で、消耗品のビジネスだし、リスクも少ないので、手軽な商品から始めて見る。20年前に、マイクロクラスター水を扱ったので、この種の商品の扱いには慣れている。私の力だけで売れると思っている。本業の、膜軟水器を販売しているので、お風呂の入浴剤は有り難い。タン白質も分解できそうなので、還元水と同じく洗浄にも使えると思う。最低ロット2000本注文し、OEM製品にしたいので、共同仕入の参加者を募集する。参加者の募集条件は数本購入して試して貰い効果が感じられたら、定期的に購入して戴く。量により価格を決め卸価格で販売する。もし、収益があがれば、NPO法人として新製品を厳選追加して、販売製品の開拓に当てる。最初は、10本〜30本程度、購入出来る人を選びたい。メーカーの希望販売価格は、1本/5000円。NPOでは3500円当たりで販売したい。酸素の仕事と平行して進め、健康と美容の仕事に、我々の技術が生きれば本望である。噴霧の技術も試しているが、安くて面白い商品が出来た。誰しも年齢を重ねると一番の関心事は健康と老後の生き甲斐だ。 本業の大型の水処理の仕事は水野が担当するが、今度は、自前の作業場が出来るので、大型装置の受注も受けたい。小型はNPOで学習した人が稼げる様に力に応じて仕事を委譲する。酸素の仕事は、順調で、故障も出ずに稼動しているので、販売を加速させたい。個人の資金力の範囲で、進めているので、慌てる事はない。起業して、18年経ち、『健康』の仕事に携わる事は喜びである。仕事の成否は運も左右するが、経験と実積も必要になる。小さな仕事と大きな仕事が入り乱れて休む暇もないが、油断は大敵と自覚している。 週に一度東京ビックサイトを訪れて、新しいビジネスのリサーチをし、私の会社のホームページに掲載する。当社のホームページのアクセス数は20万件に達する勢いで見られている。情報を収集して生きた話題を提供して行きたい。新たな技術力、人脈、小さな仕事だが私のライフワークとして自分に期待している。 岩盤浴がブレークする前に、つくばの友人が山形の温泉と交渉して、導入を考えた事がある。当時は、高額な権利金を要求されて流れたが、日本中で広まった。日本人は民意のレベルが疑わしい。岩盤浴をはじめ、テレビ報道されるとブレークし、食品も健康に効くと報道される直ぐに、品不足、ヤラセの報道まで起きる。酸素が流行し、ブームが起きると数百万円のカプセルが売れているが、マイナスの報道がだされると崩壊するので、怖い。岩盤浴で汗を流すと、汗臭く、臭いも嫌われるし、菌も繁殖する。常識の事だし、生理作用で、衛生上は不潔で当然だ。他人が寝て汗を流し、その場所で、他人が寝て、癒しを味合う不思議な空間だ。友人の紹介で新しく岩盤浴の店を2店舗開店する人に会ったが、それぞれの考え方で仕事を選ぶので、自由だが、この種の仕事に投資をする人が多過ぎる。冷静に最低の技術の裏付けが欲しい。客商売は風潮に乗る必要があるが、ブームで儲ける人は少ない。日本人に限らず、誰しもお風呂が好きだし、体を温めると温熱効果も分かる。痩せて、健康美でいたい気持ちも共通の願い出もある。中国でもエステや野菜専門のレストランが一番流行っていた。健康趣向は経済力が伴うと高まるし、間違いなく健康は最大のビジネスになる。 2月23日埼玉から浄水機を購入する人が来られた。インターネットで探し、当社の装置が一番気になったと言う。事務所で、酸素の設備を見て欲しくなったらしい。地元の常陽銀行の担当者もこれは売れると煽てる。私が買いたい商品だからお金があれば誰でも欲しいと思う。銀行も、珍しくリース会社もリースをかけると言う。この方は60を越えて長野で、田舎暮しをするらしい。寒いので、遠赤・酸素の大型温浴ボックスも欲しくなったようだ。 当社には、水の技術、遠赤の技術、菌を退治する技術、酸素の技術と健康に関する知識と知恵が育って来た。その経験と技術を組み合わせて、健康と癒しの仕事に参入するが、宣伝はしない。風聞で、潰したくないので、時間をかけて育てたい。酸素はハンカチ王子で一躍ブレークし意識が芽生えているし、関心は深い。高額の酸素カプセルが売れて、私の方もボツボツ反応が出始めている。酸素とドライミストの併用実験も行っているが、手軽な装置と業務用の二種類を考えている。電気で高速振動させて、噴霧を作る簡単な装置に酸素を混ぜて使っているが、この安い装置が、本命になると思う。 10年前に株主でもある塗装業界の纏め役の実石専務と関連の社長とカナダを訪れた。地名はサスカツーン市。カナダの中央部にあって、自然環境が色濃く残る地域で、東西交通の要所だ。この地の塩湖で採取したレアな塩を大量に買い込んだ。大昔、いん石が落ちて出来た湖で、いん石ソルトと命名し、大切に保管して来た。時期は2月に訪れたが、マイナス30℃の世界であった。日本の超有力企業がミネラル水を充填して日本に輸出するプロジェクトが、カナダ政府、州、企業が10億円ほど出資し、始めたが、菌が出て、閉鎖された。当時、その工場の調査に訪れた。水野と色々な国を訪ねたが、マイナス30℃の世界は初めての経験になった。空港には一世を風靡したプロレスラー、地元のビジネスマンが出迎えを受けたが、先方も私の体調を心配してくれて、地元の温泉に行く様に奨められた。温泉場は湖畔にある、世界中から療養に訪れると言うが、貧相な設備で入浴はしなかった。湖面は一面氷の世界で、塩が凍っていた。近くに湖が2つあって、全てが塩湖だと言う。大昔に海に繋がっていたのかと聞くと40億年前にいん石が落ち、巨大なくぼみの塩湖が出来たらしい。漫画の世界の話だが、半信半疑で聞いていた。塩湖の周辺は塩、薬品、火薬、諸々の工場が立ち並び、化学原料として、塩が使われていた。湖の入口には国連の環境保護の看板が立ち、まんざら嘘ではない雰囲気だ。ここで、とれる塩は限られた人だけに限定され、価格も高く市販されていない。日本食のレストランのオーナーに尋ねたが、同じ話だった。買おうと思って頼んで見たが、最初は数キロ集まればと思っていたが、駆けずり回り集めてくれた。それを有機肥料の原料として輸入した。当初は、肥料の添加剤として使い、私は入浴剤として時々使う程度で忘れていた。 埼玉の建築会社の奥さんから電話があり、塩の話だった。この奥さんも体を壊し抜け毛で、悩んでおられた。この塩を洗髪に使って見たが効果があって、在庫が心配になった。同じ時期にTBSの朝のラジオで、東大の名誉教授月尾さんが、40億年前にカナダにいん石が落ちてそのDMAが左ききだったとNASAの研究者が公表した話を面白く解説していた。この話を聴いてカナダの塩湖もいん石で生まれた話だったと思い起こし、いん石ソルトと名附けて商品化を考えた。使うと直ぐに分かって素晴らしい。疑う人には売らないが、この話しの真偽を確かめたい方は是非、お金を貯めて、冬の時期に訪れると世界観が変わる。現地を訪れて調べると、大金を払う気持ちになる。「信ずる者は救われる」の格言通りだ。 遠赤・アロマセラピー酸素浴・ドライミスト・キトサン洗浴・等。手元にある商材と技術が集まり、健康・美容のプロジェクトと、通販事業がスタートする。早くも一部の企業で、酸素の類似の商品が展示されたが、断然我が方が進んでいる。新鮮な酸素は旬の技術だし、未知の商材を如何に効率的に安く売るかが勝負になる。仮称「ビック・サイト・レポート」に期待して欲しい。足で稼ぎ、回って有望な商材を見つけ出して、ネットで売る。見極める眼力が求められるが、楽しく始めたい。少し、投資をして、体験サロンも開設したが、この仕事で、4月ごろから月に100万円程度の売り上げを見込んでいる。 |