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独自開発で製品化することによりコストダウンが実現!
  0.1ミクロンの中空糸フィルターによる精密ろ過で原水の中からO-157等の大腸菌、 クリプトスポリジューム等の雑菌類を除去します。次に淡水化用の逆浸透膜を通過した水は イオン化されている塩分、化学物質等の有害物質を除去し安全で上質な水を提供します。 又、タイマー制御でエアーレーションによる自動逆洗浄機能付きでフィルターの目詰まりを解消しメンテナンスを大幅に減少できます。


『 ショ-ルーム正面玄関 』
『 エコタンク展示ルーム 』

『 デジタルスタジオ 』

『 ミィーティングルーム 』


  2002年は、当社が開発した超純水装置が本格的に販売を開始した1年でした。 7年前に開発に着手して以来、改良を続けてきました。世界の超純水の製造の動きは公害問題から、 イオン交換樹脂の再生に必要な薬品を処理する問題が再認識されて、薬品を使わない電気再生式で イオン交換樹脂を再生する方式に移行されています。その結果、韓国のサムソン社に当社の超純水設備が 2基納入できたのも時代のあらわれだと思います。その後、国立の大学、農林省の研究機関、人工衛星を製造する会社、 全米でテレビの電子銃の100%のシェアをもつ会社、半導体の会社、薬品を製造する会社等と順調に販売を続けています。 2003年には日本で一番の超純水装置のメーカーとして、成長したいものです。
  今回、当社の低価格の超純水装置が新聞に報道されて、全国からなぜ安いのかという質問が数多く寄せられました。 裏を返せば、そんな安い値段で超純水装置が販売されるのは信じられないということです。 こうした疑問に答えるために、導入するのに不安な方々や、リース契約ができない中小企業の方々、 会社は順調なのに銀行から装置を購入する資金を借りられないような会社の方々等にレンタル方式で装置をお貸しして、 納得してから購入するという販売方法を前向きに検討していきます。いずれ、当社の資金に余裕ができれば全量レンタル方式で全国に販売する予定です。

  次に新しい開発商品として、UF(中空糸膜)の大型フィルターの開発を外国の会社と共同で進めています。 約0.2ミクロンの微細な穴を有した中空糸膜の大型フィルターで、時間あたり約10トンから30トンまで造水できる装置を開発中です。 バクテリアも通過しない高性能なフィルターで、自動逆洗装置を備えた浄化装置として製品化します。 使用目的は井戸水の利用の拡大と、農業用水の高度な活性水を造ることを目標においております。 日本の農業の将来を考えた時、農作物の作り方も大きく変化します。つまり、これからは工場生産的農業が普及すると考えております。 農業用水として使用される井水の中に含まれる鉄・マンガン、およびバクテリアの除去が重要な課題です。 そこで、生成された純水に近い水にスパイラル方式で流体磁場を与える装置を導入して、活性水を造り出す新しい方式を普及させたいと考えております。 この水は化粧水にも適用できるほどの純度になり、クラスターの小さな水を大量に製造できる装置を考えております。 今日まで、安全な農作物を作る上で農薬の低減を主に論議されておりますが、与える水の安全性も重要です。 純度の高い水に当社が販売する栄養補給剤を加えて、新しい活性肥料水を簡単に造ることができます。 この栄養補給材の成分の内訳は、殺菌と栄養補給の役割を果たします。 植物の成長に不可欠な微量元素の銅、亜鉛、マンガン、アミノ酸酵素、海草等の成分を含んだ超濃縮液で、希釈して使用します。 この装置と濃縮有機肥料水の組み合わせは、鉄、マンガンを除去して欲しいという農業関係者やゴルフ場の芝生管理者からの装置の販売の問い合わせから考え出たものです。 全国100箇所のユーザーを選定して、低価格でこの装置をテスト販売し、当社が販売する有機肥料の栄養補給材を加え、無農薬の農作物の製造の実現に寄与するつもりです。



☆ ☆ ☆ 2002洗浄総合展 ☆ ☆ ☆
『2002 PAN-EXHIBITION FOR WASH AND CLEAN』


展示会の報告

  無事に展示会を終了しました。ご来場の方々にスタッフ一同心よりお礼を申し上げます。

  当社は今回世界で最もコンパクトな大容量の超純水装置(RO+EDI)と環境に適応した未来型のエコタンク(ポリアマイド製水処理用耐圧容器)を発表しました。 反響は期待した以上に活発でした。6年前に同じくEDI(電気再生式イオン交換装置)を発表しましたが、当時はほとんどの来場者の方には無理解でした。 ですが、今回は各社の努力のせいか、市場でも広く認識されていたのには驚きました。

  欧米の展示会に比べて日本の展示会はビジネスに結びつきにくい傾向にありますが、見学に訪れた方々の意見を聞いていると、少し経済の流れが新しい方向に動きつつある予感がしました。
  世間では株価が下がり経済界に深刻な影響を与えているようですが、中小企業は確実に生き残りの努力が展示製品に見られ、少し救われた気分になりました。

 会場を見た感想としては日本の展示製品の価格は高すぎます。それではやがて世界に進出する韓国や中国の企業には勝てません。
  水は人にとっても命だし、産業界において水を使わない業界はありません。つまり、水は血液の動脈にも似た重要な人や産業を支える分野なのです。 このかけがえのない分野のコストが高くなると、貧しい人や脆弱な企業は生き残れません。理屈は抜きにしてとにかく安く作り、販売価格も国際水準以下にしないと健全な生活や社会の進歩はないと思っています。

  先月9月には韓国のサムソン(三星電子)に超純水装置を納入しました。設置に参加したスタッフの意見では同時に納入した韓国製の装置の品質水準は非常に高くコストは安く、我々が作った製品と全く遜色はないそうです。 私達は2層の努力をしないと国際的な販売戦争に勝てないと深く認識を抱きました。

  又、韓国・中国から当社と提携希望がありました。ともに30代の若い経営者達で意気軒昂でした。私は中国市場に興味を持っています。単に労働力の賃金が安いから中国に進出するという判断ではなく、中国に進出している日本企業向けに中国価格で MADE IN JAPAN の超純水装置の販売をしたいと考えているからです。話がこの計画に沿って急速に進展すると期待し、中国企業と提携関係を確立する準備を進めていこうと思っております。


 2002 洗浄総合展
 ●出展規模:132社・3団体
 ●入場登録者数:
 9月25日(水) 11253人
 9月26日(木) 14118人
 9月27日(金) 14236人
 入場者合計: 39607人